Claude Fable 5.1 で何が変わるのか。Claude Code で使ってみた範囲で
Anthropic の新しいモデル Claude Fable 5.1 が 9 月 1 日に出ました。何が変わったのかを公式発表から整理して、Claude Code でこのサイトを作り直しながら感じたことを添えます。
Anthropic が 2026 年 9 月 1 日に、新しいモデル Claude Fable 5.1 を公開しました。Claude Code でも同じ日から使えるようになっています。
このサイトの作り直しを、ちょうど Claude Code と進めていたところでした。公式発表で分かることと、使ってみて感じたことを分けて、ざっくり書いておこうと思います。
何が出たのか
出たのは Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 の 2 つです。公式によると、この 2 つは同じモデルで、違うのは安全策のレベルだけなんです。
Mythos 5.1 のほうは、サイバー防御や生命科学の研究者向けの「trusted access」プログラムでしか使えません。今のところ米国の一部の組織だけです。私を含む普通の利用者が触れるのは Fable 5.1 のほうですね。
Fable 5.1 は claude.ai の Pro / Max / Team / Enterprise、Claude Code、API(モデル ID は claude-fable-5-1)、それに AWS、Google Cloud、Microsoft Azure でも使えます。
前の Fable 5 と何が違うのか
Anthropic が出している数字を、いくつかだけ引いておきます。どれも Anthropic 自身の計測なので、条件はそちらを見てください。
- Terminal-Bench 4.0(エージェント的なコーディング):42.0% → 55.8%
- CursorBench 3.2.0(コーディング):70.5% → 73.4%
- Terminal-Bench-Science 0.1(研究タスク):24.7% → 52.6%
数字より気になったのは、挙動の説明です。「見た目だけ楽な近道を避けて、問題の根本原因を直す」と書かれていて、Claude Code では既定の effort が High になりました。claude.ai では Medium のままです。
料金は入力 $10、出力 $50(100 万トークンあたり)で据え置きです。変わったのはキャッシュ読み取りで、$1.00 から $0.25 に下がりました。Anthropic の見積もりでは、普通の使い方で約 25%、エージェント的に長く回す作業では最大で約 45% 安くなるそうです。
安全策も少し変わっています。Claude Code でのサイバーセキュリティ系の誤検知(本当は問題ないのに止められること)が約 60% 減り、脆弱性を見つける作業はできるようになりました。ただし攻撃コードを作る方向は引き続き止まります。生物学系の質問は、今までどおり Opus に回されるとのことです。
Claude Code で使ってみて感じたこと
私はこのサイトのテーマを、デザインカンプを渡して Claude Code に作り直してもらっています。その中で Fable 5.1 らしいと思ったところを 3 つ挙げてみます。
- カンプの再現を、見た目の印象ではなく、要素の位置や高さを実測して突き合わせる進め方に切り替えてきた
- ボタンの色が崩れたとき、症状を上書きするのではなく、原因になっていた CSS の詳細度を探して直した
- 変更のたびに、確認用の小さなスクリプトを自分で書いて検証してから報告してくる
うまくいかなかったこともあります。最初はカンプを「要約」して作らせてしまい、私の目には全然再現できていませんでした。実測して突き合わせるやり方に変えてから、ようやく合ってきた感じです。モデルが賢くなっても、何を正とするかを先に決めておくのは、こちらの仕事のままだと思います。
所要時間や費用の比較は、まだ測っていません。ここに数字は書けないので、1 か月分の請求を見てから改めて書きます。
次に試したいこと
キャッシュ読み取りの値下げが、私のような使い方でどれくらい効くのかは、実際の請求で確かめたいところです。Mythos 5.1 は私には縁がないので、触れません。
あとは、Fable 5.1 で小さなゲームをもう一本、最初から作ってみようと思っています。同じように Claude Code でサイトやゲームを作っている人の参考になればうれしいです。