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今週の AI:Opus 5.5 と GPT-6.1 Sol で何が変わるのか

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今週の AI:Opus 5.5 と GPT-6.1 Sol で何が変わるのか

Claude Opus 5.5 と Sonnet 5.5、DevDay 2026 の GPT-6.1 Sol、Gemini 3.8 系。9 月後半からの AI の発表を公式の発表から読み、Claude Code で作る側の作業が変わるところだけを整理します。

AI の発表は毎週出ますが、自分の作業に関係するものはそのうちの一部です。このサイトでは週に 1 回、公式の発表を読んで「作る側の作業で何が変わるか」だけを残していくことにしました。今回はその 1 回目で、9 月 22 日から 10 月 6 日までの分です。

取り上げるのは 4 つ。Anthropic の Claude Opus 5.5 と Sonnet 5.5、OpenAI の DevDay 2026、Google の 9 月のまとめ、それから情報流出と AI の関係です。数字はすべて各社の発表から取っています。

Claude Opus 5.5 と Sonnet 5.5:同じ仕事が 2〜4 割安くなった

Anthropic は 9 月 22 日に Claude Opus 5.5、28 日に Claude Sonnet 5.5 を出しました。Claude 5.5 世代の最初の 2 つです。

Claude Opus 5.5(9 月 22 日)

価格入力 100 万トークンあたり 4 ドル、出力 20 ドル、キャッシュ読み取り 0.20 ドル
Opus 5 との差入出力が 20% 安く、キャッシュ読み取りは 60% 安い。多くの仕事で 40% 安く動く。出力は 30% 以上速い
性能「多くの仕事で Claude Fable 5.1 と同じ水準」。Terminal-Bench 4.0 は 66.4%(Opus 5 は 52.3%)

Claude Sonnet 5.5(9 月 28 日)

価格据え置き。入力 2 ドル、出力 10 ドル、キャッシュ読み取り 0.20 ドル
Sonnet 5 との差30% 以上速く、多くの仕事で 30% 安く済む
得意「範囲の決まった日常の作業、バグ修正、資料やスライド、表の作成」

作る側で変わるのは、モデルの使い分けです。このサイトとゲームは Claude Code で Fable 5.1 を使って作っていますが、設計を決めたあとの実装や修正は Opus 5.5、短い修正や資料は Sonnet 5.5 に回すと、同じ結果を安く出せる計算になります。Claude Code では両方ともモデル名を指定するだけで使えます。

OpenAI DevDay 2026:GPT-6.1 Sol と、Codex のクラウド実行

OpenAI は 9 月 29 日の DevDay 2026 で 20 件以上を発表しました。作る側に関係するのは 5 つです。

GPT-6.1 SolGPT-6 Sol の更新版。コーディング、コンピュータ操作、専門業務向け。GPT-6 Astra に迫る性能で、単価は Astra の標準価格の 5 分の 1(入力 2 ドル、出力 10 ドル、キャッシュ済み入力 0.10 ドル)。API と ChatGPT の有料プラン、Codex で使える
Ultrafast速度優先のティア。Codex では生成が最大 8 倍(毎秒 300 トークン)、API では最大 6 倍。Astra は提供中で、6.1 Sol は近日
Agents APICodex の仕組みをマネージドサービスとして API から使える。複数エージェント、ツール検索、文脈の圧縮に加えて、コンピュータ操作に対応。実行環境は OpenAI 側
Codex手元の PC と並んでクラウドで動かせ、別の端末から作業を続けられる。CLI は音声入力、仕事を振り分ける /agents、worktree の組み込み対応。GitHub と GitLab の差分を見るコードレビューと、リポジトリを走査する Codex Security Cloud
Decisions API小さなモデル Luna が、文章や画像を元に用意された選択肢から 1 つを選ぶ。分類、リクエストの振り分け、エージェントの次の行動の選択向け。限定プレビュー

GPT-6 Astra については、9 月に GPT-6 Astra はゲームまで作ってくれるのか で公式の手順を読んでいます。6.1 Sol は、あのときの「ゲームまで作れる」を 5 分の 1 の値段で試せる入口になりそうです。

Google:Gemini 3.8 系と、Gemini 4 Argon

Google は 9 月のまとめ記事で、9 月中に出した AI の発表を一覧にしています。Gemini のモデルだけ拾うと次のとおりです。

4 Argon複雑な問題向けの推論モデル。出力の上限が 100 万トークン。サイバーセキュリティの防御を用途に挙げる
3.8 Flash推論とコーディングの性能を上げつつ、速さと価格は 3.7 と同程度
3.8 Flash Cyber脆弱性の自動発見とコードの自動修正。信頼できる組織向けの Fairwind Program で提供
3.8 Live会話向けの音声モデル。Live Extended Thinking は多段の推論を遅延なしで返す
3.8 Flash TTS文章の指示から声を作る音声合成。軽い Flash-Lite TTS もある
Lyria 3.5文章や画像から曲を作る音楽生成

ほかに、Windows 向けの Gemini アプリ(Alt + Space で呼び出す)と、Android ベースのノート PC「Googlebook」があります。

作る側で見ているのは TTS と Lyria です。このサイトのゲームは、効果音と音楽をフリー素材で賄っていて、声は入れていません。文章から声と曲が作れるなら、次のゲームで試す余地があります。

不正アクセスは AI のせいなのか

9 月末からの情報流出の発表(タイムズカー、焼肉きんぐ、infoQ、日経)について、「AI を使った攻撃が増えたから」という見方が出ています。取材を受けた専門家の見解は、そこに重心を置いていません。

国立情報学研究所の高倉弘喜氏は ASCII の取材で、AI による脆弱性発見で CVE が爆発的に増えているのは事実としつつ、相次ぐ被害については「攻撃の自動化に AI が使われたとは思いますが、大きな役割は果たしていなかった。言い換えると、対策が不十分だった」と述べています。ラックの倉持浩明氏は ITmedia の取材で、公表情報だけでは同一の攻撃者とは判断できず、各社の公表時期が 9 月末に重なった面が大きい、としています。

この件は、焼肉きんぐとタイムズカーの情報流出を、侵害された側として読んでみました に各社の発表の中身を、その後の 4 日間の分は 4 日で 4,000 万件。6〜9 日の情報流出を公式発表で整理しました にまとめています。Google の Gemini 3.8 Flash Cyber や Gemini 4 Argon が防御側の用途を前面に出しているのは、この流れと無関係ではないと思います。

今週の変更点を 3 行で

  • Claude Code で使うモデルの既定を、実装と修正は Opus 5.5 に寄せる候補ができた
  • GPT-6.1 Sol と Codex のクラウド環境は、ゲームの試作を別の端末から回す使い方で比べてみる価値がある
  • 音声と音楽の生成は、次のゲームの素材の選択肢に入った

次回は 10 月 17 日に、その週の発表から同じ形で残します。

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